中年のチカラ

中年の創造性

創造性は枯渇してしまうのか!?

「もう若くない」ちょっと待って!

 世界が驚くようなことは、社会を元気にする。新たな価値を創造することは、次世代・未来の子どもたちを刺激し彼等を鼓舞する。しかしながら、幾分加齢に伴う体力、気力の衰え等を実感、予感をされている、中年の方もいらっしゃるのではないでしょうか。人生を変えるような環境の変化、複雑な思い、葛藤、これらの中年の危機を既にご経験されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あなただけではない!

 アメリカの心理学者ダニエル・レビンソンによれば、80%の人が中年期に大きな危機を迎えるとされていますし、日本人にも共通する面があるのではないでしょうか。私もそのひとりだったのです。

あなたの経験こそ、創造力の源泉に!!

しかしながら、あなたの多くの経験はあなたの創造性を高めている可能性があり、それは貴重な社会資源になりうると考えています。

下図はIEOの高さに関するグラフであり、経験により創造性の発揮の度合いが高まることを示唆しています。

IEOとは起業家志向性(IEO)の3つの要素から構成されています。

①リスクを取ろうとするか

②革新的か

③先駆的・能動的に行動しようとするか

出所:東洋大学経済学部山本聡教授の調査に基づき日経ビジネス作成

まとめ

 個人の特性や多様な環境要因から働き方、生き方は人それぞれです。そこから得たあなたの経験は希少で貴重なものとなるでしょう。同じ経験を保持する人は他にはあなた以外にいないのですから。
 あなた自身がわくわくするようなこと想像するところからヒントやアイデアを生み、温める、そして小さく(許容できるリスクの中で)実践しながら、社会へ提供していく。実現可能性を否定するにはまだ早いのではないでしょうか。そのためには、いかに不確実性に向き合うかということが大事になってきます。これまで幾多の困難を乗り越え、柔軟に対処してきたあなたには既に獲得した情報、技術、人脈などのまだ気づいていないあなただけの資源をお持ちでしょうし、そのことは新たな資源獲得に向けた活動を容易にするでしょう。

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